「鬼軍曹 来日す!!の巻」（ジャンプ・コミックス第92巻収録）
今回は、元傭兵という経歴を持つ警察官・ボルボ西郷のかつての上官である軍人・爆竜大佐が初登場するお話をお届けする。
過酷な戦場を渡り歩き、生き延びてきた彼の本名は爆竜鬼虎（ばくりゅう・おにとら）。その体には無数の傷跡が刻まれ、壮絶な生き様を語っている。
本作のタイトルには「軍曹」とあるが、実際の階級はそれよりもはるかに高位の「大佐」。軍曹とは、現場の兵を把握、叱咤激励し、少尉以上の位のいわゆる「士官」と繋ぐ大切なポジションだ。部下からの圧倒的な信頼や尊敬を集めている爆竜大佐を、あえて「鬼軍曹」と称したのかもしれない。
そんな爆竜大佐だが、部下への指導のためには鉄拳制裁を振るう……どころか実弾をばら撒く。あまりにも危険なので、これだけは再考を促したい。
そんな大佐が来日した目的は、娘の婿候補を探すため。娘とは、のちに「ボルボを調教せよ!!（前編）の巻」（ジャンプ・コミックス第93巻収録）で登場するジョディー・爆竜・カレンだ。父親譲りのすぐれた身体能力＆戦闘能力を持った軍人で、米海軍で空母のカタパルトオフィサーを務めている絶世の美女だ。
本作では、両さんも婿候補に立候補するのだが……。ちなみに大佐は両さんと次第に交流を深めていき、両さんの誕生日には戦車（本物）をプレゼントするほどの仲に。
それでは次のページから、過激すぎる猛烈軍人、爆竜大佐の初推参エピソードをお楽しみください!!
