「体育会系な先生で子供たちから人気でした」
森山容疑者はグループチャットの管理者だったというが、最初に逮捕された名古屋市内の小学校教員、水藤翔太被告(34歳)の起訴状は、読むに耐えないおぞましい内容だったという。
「起訴状には3件の罪状が書かれており、ひとつは駅のホームで陰茎を露出し不特定多数人に容易に認識できる状態にした公然わいせつ罪でした。
それ以外の2つは当時勤務していた小学校で行ったことで、生徒の給食に体液を混入さした不同意わいせつ未遂と器物破損です。3つ目が生徒のリコーダーに自身の性液を付着させるなど、強制わいせつも含む内容でした。とにかく、おぞましいのひと言で信じられない行いです」(地元紙の社会部記者)
2人も変態教員が逮捕されるなど、名古屋市教育委員会としても前代未聞のことであり、これには名古屋市教委の教職員課主席管理主事も「かなりのお問い合わせが来ているため、森山と水藤の資料が混同しないように注意しながらお話しします」と慌てていた。
主席管理主事は言う。
「水藤被告は年齢も若く、学年主任などの責任を負う立場ではなく、立場的には一般教諭です。校長に聞き取りしたところ、特に勤務面に問題はなく、子どもたちに丁寧に関わる印象の教員だったとのことです。
現在、水藤被告は起訴休職という扱いになっています。本人からの辞職願いなどはありません。起訴後には学校に絶対に接触しないという約束で釈放されており、本人から学校へのお詫びなどはできないのが現場です。
ただ当然、教育委員会が本人と接触して現在も聞き取りを行っており、処分が決まっていないので、教育委員会としてお答えはしかねるところです」
学校側から保護者への説明は、3月の事件についてはすでに保護者説明会で行なわれており、追起訴の内容について現在は未定だという。
森山容疑者も小瀬村容疑者も「熱心で丁寧な先生」という印象を持たれる人物だった。これには水藤被告も同じで「なぜ」という声が保護者らから上がっている。かつて水藤被告に体育の授業を見てもらっていたという高校生の息子を持つ保護者に話を聞くことができた。
「水藤先生はまさに体育会系な先生で子供たちから人気でした。先生が担当するクラブに参加する生徒は、みんな楽しく活動ができていていい思い出ばかりだと話していました。
だから息子も『なんであの先生がこんなことして捕まっているのか』と現実を受け止められない様子で、友達もみんな同じ様子だったと言っています」