「遺書を書かせてから殺害した」

遺体で発見されたのは2018年1月4日を最後に行方不明になっていた茨城県在住の宮本果歩さん(当時21歳)。斎藤容疑者は同日ごろ、自宅のマンションで宮本さんの首を絞めるなどして殺害した疑い。調べに対し容疑を認めているものの「合意のうえで殺し、自宅で解体した」などと供述、自宅からは解体に使ったとみられるノコギリやナイフも見つかった。

斎藤容疑者の自宅マンション
斎藤容疑者の自宅マンション
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宮本さんは同日、「住み込みのアルバイトに行く」とメモを書き置いて外出、JR土浦駅から大宮駅に移動したとみられ、家族が同日中に茨城県警に行方不明者届を出していた。宮本さんは過去に自殺をほのめかしたことがあり、斎藤容疑者とは2017年11月上旬にSNSを通じて知り合ったとみられる。

調べに対し斎藤容疑者は「宮本さんとの間で複数回SNSでやりとりをした。位置情報が特定されないようにスマートフォンからSIMカードを抜き取ってから大宮まで来てもらい、念のため遺書を書かせてから殺害した」と供述。さらに「小さい頃から殺人願望のようなものを抱いていた、動機は単純な殺意そのもので、他に何の理由もありません」とも供述している。