年パス勢はむしろマナーがいい? 反論の声も
実際にSNS上では以下のような声も多く、“現状維持”を望む人がたくさんいることがわかる。
〈ぶっちゃけた話ディズニーの年パスは復活してほしくないな 厄介なオタクが増えるだけだからやめてほしい〉
〈年パス復活マジ? パレードの時間にだけ場所取り年パス勢がおしよせて激混みになるの地獄でしかないんだが〉
〈年パスが無い今のディズニーであの治安なのに年パス復活したらどーなっちゃうの〉
一方で、年パスの復活を望む声も根強く、年パス勢としての主張もあるという。
「ディズニーは“いつでも混んでる”と思われがちですが、実際は日によって空いていることもあります。だからこそ、たとえば平日限定の年パスのような形で復活するのはアリだと思います。
また、以前の年パスは9.9万円なので、年パス勢は、年に10回分もディズニーに行って貢献している客ともいえます。そのため、年パス勢が“売り上げに貢献していない”とは言い切れません。
さらに、年パス勢は“元を取りたい”という意識が少なく、ゆとりを持って行動する人が多いため、パークの雰囲気を悪くしている印象はありません」
また、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)では現在も年間パスが販売されており、「ユニバーサル・プライム年間パス・グランロイヤル」(無制限)は大人48,800円、「ユニバーサル・プライム年間パス・スタンダード」(除外日あり)は21,000円。
これと比較しても、ディズニーランドが年パスを再導入する余地はあるという声もある。
年パスが復活した場合、価格は20万円を超えるのではないかともウワサされている。それでも「高くても買う」「むしろ待ってました」といった熱望の声が絶えないのも事実だ。賛否はあれど、“ディズニーに通い続けたい”という熱い思いが、年パスをめぐる議論を後押ししている。
取材・文/集英社オンライン編集部