「転売対策というよりショップの混乱対策」 現場の実態は……?
今回のイベントでは、東京ディズニーシーを代表する人気キャラクター「ダッフィー」とその仲間たちが大々的にフィーチャーされている。
一部のレストランではスペシャルメニューが提供され、ショップでは期間限定の新グッズも販売されるなど、ファンにとってたまらない内容だ。
しかし、グッズ販売に関しては、運営元のオリエンタルランドが“制限”を設けることを事前に発表。
公式サイトでは、「ぬいぐるみバッジ、ぬいぐるみチャーム、ぬいぐるみコスチュームは、より多くの皆様にお買い求めいただけるよう、2025年1月15日(水)より、当面の間、東京ディズニーリゾート・アプリのみでの販売となります」と説明している。
また、「購入回数の制限をさせていただく場合があります。制限させていただく場合、取り扱いがあるショップのいずれか1店舗で、1日1回のみ購入することができます」と具体的なルールも明記されている。
この動きに対し、一部では「転売対策なのでは?」という声があがっていた。
東京ディズニーリゾートの限定グッズは、コロナ禍以降、需要が急増し、転売市場での価格が高騰。販売初日には転売ヤーが大量にパークに押し寄せ、ショップがすし詰め状態になり、現場が混乱することもしばしばだった。
こうした事態については、昨年12月27日に集英社オンラインが配信した記事『「発売初日は売場が殺気立つ」ディズニーグッズ転売問題に運営が新対策…しかしファンが「無意味」だと語る納得の理由』でも取り上げた。
記事では、ディズニーファンは「転売対策としては不十分」「どちらかというとショップの混乱対策ではないか」といった指摘があることを報じている。
果たして、ファンによる見立ては当たっていたのか。取材班は、イベント初日を迎えた東京ディズニーシーを訪問し、その実態を調査した。