5年ほど前に祖母が死亡
同居していたおばあちゃんが亡くなった直後に、見慣れない男女が訪ねて来ていたという。
「おばあちゃんは引っ越して来て5年ぐらいで亡くなったのですが、その直後に50代くらいの女性と60代くらいの男性が『遺品の整理に来ました』と岩瀬さんのお宅に訪ねてきたんです。2人とも1日か2日したら姿を見なくなりました。
同時期に30~40代の男性が訪ねて来たこともありました。ふだん見かけない車が岩瀬さんのお宅に停まっていて、見たことのないジーンズ姿の男性が家に出入りしていました。その方も1日くらいで帰っていったと思います。息子の龍彦さんの友達という風にも見えなかったので、どういう関係の人なんかなとは思いました」
この女性が岩瀬家を出入りする「他人」を見たのはこの3人が全てで、おばあちゃんが亡くなって以来、女性が住んでいたことはなかったという。
「何年か前に浩一郎さんは心臓の手術をしたみたいで、体力的にもかなりしんどそうでした。近所のゴミの清掃などにも出て来てくれましたが、立っていられなかったみたいでベンチで横になっていたくらいです。
そんな様子も見てましたし、おとなしいおじいちゃんという印象しかないです。ちょっと変わってる感じはしましたが、息子の龍彦さんも含めて事件を起こすようなタイプには見えませんでした」
近くに住む男性もこう肩をすくめた。
「昔はおばあちゃんがいたけど、今は浩一郎さんと息子で暮らしてたと思うよ。話はしたことないから詳しくはわからないけど、『岩瀬』っておウチは地元では畑とかたくさん持っている土地持ちでね。事件のあった岩瀬さんもその一族だと思うよ。
現にそこの家に引っ越してくる前は一族がたくさんいるエリアに住んでいたと聞いてるからね。揉め事やトラブルがあったという話も知らないな。息子さんが簡易裁判所勤務ってのは事件で知ったけど、近所ではカタい勤め先だって評判だったから、なんとなく公務員なのかなって思ってた程度で。
警察もマスコミもみんな『変わった様子はなかったか』って聞きに来るけど、そんなこともなかったしね。雨戸閉めっぱなしも男だけで暮らしてたらそんなもんだろって思うし、変な人が訪ねてきているとかもなかったよ。だからいきなりこんな騒ぎになってびっくりしている」
戦国時代を偲ばせる歴史遺産を数多く残す琵琶湖東岸の交通の要衝・長浜と、中世から商都として栄えた大阪の港町・堺を繋ぐ二つの事件。謎の解明はまだ入り口に立ったばかりだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班