入店後も、席の確保や注文で一苦労
試しに取材班もQRチケットを発行してみたところ、平日の17時台にもかかわらず、なんと2時間待ち。2時間待ってようやく入店できたものの、 店内は非常に混雑しており、席の確保も一苦労。そのうえ、注文するにも長蛇の列に並ばなければならない。
店内を見渡すと、客の過半数が外国人観光客だったが、春休みシーズンということもあり、日本人の学生の姿もちらほら見られた。
奈良県から訪れたという女子大学生(20代)は、次のように驚きを語った。
「春休み中の旅行で東京に来たので、せっかくだからここでしかできない体験をしようと思いました。日本のスタバでお酒を提供しているのはロースタリー東京だけなんです。でも、カクテルが1杯2200円もして、びっくりしました(笑)」
また、神奈川県から来たという女子大学生(20代)は、外国人観光客と同様に混雑への不満を口にした。
「やっと中に入れたと思ったら、席を確保するのに1時間近くかかりました。何も注文せずに長時間居座っている外国人観光客も多くて……。時間制限を設けるなどの対策をしてほしいですね」
いまや世界的に注目を集めるロースタリー東京だが、その一方で、現場にはさまざまな課題が見え隠れしている。来年の花見シーズンには、さらなる改善が求められるかもしれない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班