『E.T.』(1982) E.T. the Extra-Terrestrial 上映時間:1時間55分/アメリカ
10歳の少年エリオット(ヘンリー・トーマス)が自宅の裏庭で遭遇したのは、宇宙船に乗り遅れ、たった一人地球に取り残された異星人。E.T.と名付け、兄マイケル(ロバート・マクノートン)、妹ガーティ(ドリュー・バリモア)と協力してかくまうことに。
ところが、E.T.の存在を知る政府機関の科学者たちが彼らを監視していて……。スティーヴン・スピルバーグ監督による傑作SFファンタジー。アカデミー賞では作曲賞など4部門を受賞した。
ドリュー・バリモア
1975年2月22日生まれ、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス出身。祖父はジョン・バリモア。大叔父と大叔母、両親も俳優という芸術一家。生後間もなくCMに出演し、4歳で『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』(1979)で映画デビュー。
『E.T.』(1982)で主人公の妹を演じ世界的に注目を集める。ところが9歳頃から飲酒とドラッグに溺れるようになり、アルコール依存症のリハビリ施設に入所する。20代からは『世界中がアイ・ラヴ・ユー』(1996)『ウエディング・シンガー』(1998)などに出演。製作総指揮を務めた『25年目のキス』(1999)がヒットし、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)『50回目のファースト・キス』(2004)など話題作への出演が相次いだ。
『ローラーガールズ・ダイアリー』(2009)で監督デビュー、製作者としても活躍。TV映画『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』(2009)ではゴールデングローブ主演女優賞を受賞した。
語り/戸田奈津子 アートワーク/長場雄 文/松山梢