メキシコのホテルで「幻覚サボテン」を体験

–––––メキシコックリさんにUFOに、とツアーは大成功だったようですね。

あ、それにメキシコでは「ペヨーテ」という幻覚サボテンがあるのですが、通常、夜通し行われる儀式の簡易版として、2時間ほどホテルで体験しました。シャーマンからペヨーテを食べさせてもらって、よく噛んで自分の唾液と混ぜることで効果が倍増するんですが、実際に通常の意識状態とは違うところにいくことができましたね。

メキシコでは、ペヨーテの強烈な幻覚作用を用いて宇宙と一体化するという儀式が、7000年前くらいから続いているんですよ。

「こっくりさんは言語を超えるんだな」妖精が棲む森に幻覚サボテンに髑髏の笛…オカルト編集者・角由紀子がメキシコで体験した不可思議の数々_3

–––––体験してみていかがでしたか?

参加者の中には喜びに溢れて号泣している人もいましたし、私の場合は笑いが止まらなくなってしまいました。はじめは自分の体の10cm先くらいまで、オーラというか、輪郭が膨張している感覚があったのですが、それがどんどん溶けていって、次に空気と一体化する感覚が訪れて…。そのあと、お腹のあたりがヒクヒクし始めて、全然おもしろくないのに笑うしかないみたいな。
 

–––––メキシコではおもしろいグッズも購入されたとか。

そうなんです! 古代に生贄の文化があったからかもしれませんが、メキシコでは町中に「髑髏(どくろ)」が溢れているんですね。街のいたるところで髑髏をモチーフとしたグッズも売っているのですが、私は髑髏の形をした「死の笛」を買いまして。

死の笛
死の笛

–––––死の笛…?

死の笛は、比較的最近アステカの遺跡から見つかったもので、当時は500人くらいで一斉に吹いて敵の戦意を喪失させたり、恐怖心を煽ったりという目的で使われていたみたいなんです。なので、私も今後ムカつくこと言われたら、これを目の前で吹いてやろう、と思っています(笑)。