消費者金融から借りた700万円についても「今回の件とは関係ない」

殺人などの罪で東京地検に起訴されたのは、川崎市の配送ドライバー、和久井学被告(51)。起訴内容によると同被告は今月8日の午前3時すぎ、東京・西新宿のタワーマンションの敷地内で住人のA子さん(25)の腹や首などを、持参した果物ナイフ2本で複数回刺すなどして死亡させたとしている。

事件現場となったタワマン(撮影/集英社オンライン)
事件現場となったタワマン(撮影/集英社オンライン)
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和久井被告はA子さんが経営していた東京・上野のガールズバーの元客で、今から2年前にもA子さんにストーカー行為を行なったとして逮捕されていた。
これまでの調べに対して「(A子さんとの)結婚を前提に1000万円以上の金を貸したが返ってこなかった」「お金を取り返すために自宅に行った」などと供述していたが、その後の調べで、事件を起こしたきっかけについて「事件直前にA子さんがSNSで配信した動画で自分を批判しているのを見て腹が立った。お金を返してもらおうと思い、話をするために会いに行った」などとも供述しているという。

「A子さんへのストーカー行為で『接近禁止命令』が出されたあとも、和久井は彼女のライブ配信を複数のアカウントを使い分け継続的に視聴していた。
その一方で、捜査の焦点となっているのが二人の間であったとされる金銭のやり取り。和久井はA子さんに対して合計1650万円を渡していたと主張しているが、それもあくまでA子さんが過去に経営していた飲食店(ガールズバー含む)で客として使っていただけで『お店の開店資金として金を渡した』という事実はなさそうだ。さらに和久井が消費者金融から借りた700万円についても、『今回の件とは関係ない』と警察はみている」(社会部記者)

和久井被告(本人SNS)
和久井被告(本人SNS)
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