術後に自分の顔を見て完全にパニック
「施術室のベッドの横になって、カウンセラーとは別のドクターが施術をしました。(鎮痛効果のある)笑気ガスを吸って手術時間は15分くらいだったと思います。で、終わった後に渡された手鏡で自分の顔を見てみたら明らかに涙袋がおかしくて。
違和感をドクターに訴えても『いえいえ、おかしくないですよ』と受け入れてくれないので、『やっぱり変だから(ヒアルロン酸を)溶かしてくれませんか?』とお願いしました。でも相手は『溶かすことはできないけど、余ったヒアルロン酸をほうれい線に入れることができる』とまた別の手術の提案をしてきて……」
石川さんは頑として「ヒアルロン酸を溶かして涙袋をなくすこと」と「返金すること」を迫るも、施術したドクターは「溶かすことはできるが返金はできない」の一点張り。双方に気まずい沈黙の時間が流れるなか、「余ったヒアルロン酸を涙袋に注入すればマシになるかもしれない」と言われたため、再び施術室へと入った石川さん。
笑気ガスの吸引時間は1回目より明らかに短かったため、ろくに麻酔がきかず再手術は激痛をともなった。
だが事態はさらに悪化。こうして現在、ネット上で話題となっている涙袋ができてしまったというわけだ。
「2回目の術後、自分の顔を見た瞬間に完全にパニックです。『もう、(人生)終わった……』とすら思いました」
「余計にひどくなっている!」と訴えてもまったく受け入れられず、「様子を見て、明日になってもまだ気になるようならカスタマーセンターに連絡する」と、いったんは帰宅をすることに。
「相手はまるでクレーマーと接しているかのような対応だったので、自分の感覚がおかしいのかと思い、クリニックを出てすぐに友達にFaceTime(ビデオ電話)してみました。でも友人からは『クマができてるみたい』と言われ、帰宅後、同棲中の彼氏にも『目、どうしたの?』と心配されました。
その日の晩にAのカスタマーセンターに電話をするも、『返金は30%のみで全額は応じられない。とりあえず明日、折り返す』ということでしたが、翌日、連絡がくることはありませんでした。こちらからクリニックに電話しても全然つながらず……本当に落ち込みましたね」