「政策、全然わかんない!」
政治家との飲み会・カラオケでの素顔は…
会見での枝野氏への質問とはうって変わって、岸田文雄首相には子育て政策、統一教会問題、物価高などについて舌鋒鋭く切り込んだ大築氏。ただ、これまでの大築氏をよく知る人たちからすると、政策課題に対する関心度や見識には疑問符がつく一面もあるようだ。
「現場で一緒に記者をしていたとき、紅葉さんから『これってどういう話?』と聞かれることが何度もありました。それが当時、新聞やニュースで連日話題になっていた教育政策や人権問題の基本的な話だったので、『知らないの?』と聞いたら、『私、政策、全然わかんない! 新聞、読んでないし!』とあっけらかんと言われ、驚きました」
前出の政治部記者は大築氏の過去の政治観をそう振り返って続ける。
「枝野さんは『私は政策の人ではなく、政局の人』と言っていますが、紅葉さんも関心事は政局でしょう。記者時代から政治家との飲み会にはよく顔を出し、カラオケではWANIMAの『やってみよう』など王道ソングを歌って、場を盛り上げています」
そんな大築氏も今や、テレビ局出身という経歴も生かして、華々しく岸田政権批判の最前線に立つようになった。
ただ、突然上がった注目度に、立憲ベテラン議員からは「野党では、『保育園落ちた、日本死ね』質問で知名度を上げた山尾(現・菅野)志桜里氏が若くして抜擢されすぎて、結局スキャンダルを報じられるなど、早くに脚光を浴びた女性議員がつぶれる例があった。紅葉さんもそうならないといいが……」と不安の声も漏れる。