1回のエッチで9万円返済という驚きの提案

しかし、このときの佐藤さんはそのことに気づかない。3日後、「どうしようどうしよう」と嗚咽しながら電話をかけてきたアイコは、今度は「生活費が足りない」と佐藤さんに訴える。訴えたとたんに「うわー!」と泣き叫ぶ彼女を放っておくこともできず、追加で6万円を渡した。さらに次に会ったときにはホストへの売掛があることも告白された。

「あさってまでに返さないと実家に突撃される」
「そうなったら大学を中退しないといけない」
「そもそも実家が厳しいから、バレたら半殺しにされる。死ぬしかない」

アイコが貢いでいるホスト(SNSより)
アイコが貢いでいるホスト(SNSより)

インパクトのある言葉を次々に並べられ、佐藤さんはホストとの関係を断つことを約束にさらに120万円を貸してしまう。手を握られ、「ありがとう、本当にありがとう」と涙ながらに感謝されたが、その後、音信不通に。

焦った佐藤さんはアイコの行方を追うため、得ていた彼女の情報から徹底的にネットリサーチを行い、彼女が風俗で働いていることを突き止めた。

学費を貸した後、アイコから「(佐藤さんと)1回セックスしたら9万円返済したことにしたいな」という提案があった。冷静に考えればただのパパ活だが、「風俗で働いて他の男に抱かれるくらいなら」と佐藤さんは一度、その条件を飲んでしまう。だがその時、彼女はとっくに風俗に落ちていたのだ。

ラストソングとは、その日一番売上のよかったホストが閉店前に1曲歌うこと。アイコも担当ホストにさんざん貢献していたようだ(店舗サイトより)
ラストソングとは、その日一番売上のよかったホストが閉店前に1曲歌うこと。アイコも担当ホストにさんざん貢献していたようだ(店舗サイトより)

「コケにされた気持ちを押し殺して、彼女が勤務する風俗店の前で待ち伏せして、1ヶ月ぶりに彼女と会えました。驚いた顔をしてましたが、そのままカフェに移動して話しました。すると、未収の売掛金が数百万円あり、さらに闇金にも手を出しているなど、深刻なホス狂であることがわかりました。

さらに、その返済のために地方の風俗に出稼ぎを繰り返し、無修正の同人アダルトビデオに出ていることも判明したのです」