冬至の開運ポイント
「ん」のつく食べ物
いろはにほへとで「ん」という文字が最後に来ることから、新しく始まることを意味し、食べると縁起がいいです。〈例〉カボチャ(なんきん)、銀杏(ぎんなん)、大根(だいこん)
小豆粥…古くから厄除けに食された小豆。赤い色が悪いものを払うといわれています。塩味の小豆粥でもいいし、甘い小豆でも。赤飯が好きな方は赤飯でも。
柚子湯…体を温める柚子湯は健康運アップにとてもいいです。しっかり入って邪気を落としましょう。
クリスマス…キリストの誕生を祝う日ですが、日本では宗教関係なく、家族や恋人、友達と楽しむ特別な日となりました。この日に食べたいものは、クリスマスケ ーキ、鶏肉、サラダ、グラタンなど。
大晦日とお正月
大晦日はその年の大祓いをする日。細く長い麺に縁起をかつぎ、長寿を祈って年越しそばを食べる家も多いと思いますが、我が家では父の代からお寿司もいただきます。北海道紋別市生まれの父が握り寿司を作ってくれていました。北海道では握り寿司が大晦日に一番売れるそうです。
元旦には、年神様をお迎えして振る舞うつもりで御節料理や雑煮を準備しましょう。雑煮は土地ごとに具材や餅の形が変わります。赤味噌、白味噌、すまし汁のところも。故郷の味を思い出しながら食べるといいですね。
【鰤、柚子、ほうれん草、ねぎ、小豆】
●ほうれん草と豆腐の低糖質グラタン 豆腐で冬太り対策。
●冬至! 小豆とカボチャの甘ーいミルク粥
冬至とは(12月22日~1月5日頃)
一年で一番昼が短く夜が長い冬至。ここから陰が陽に転じ、「一陽来復」。万物がよみがえり始めます。体の厄を落として、これから夏至に向かって陽転していくのです。カボチャを食べること、柚子湯に入ること。昔の人の知恵で健康が守られます。
文・絵/永崎ひまる 絵馬撮影/徳山喜行