平然と売春をする中学3年生

一方で、監視カメラの設置以降もグリ下がらみの事件が消えたわけではない。

今年5月19日には、若林賢太郎被告(42)の指示に従い、大阪府浪速区のホテルで19歳の男性に硫酸を浴びせて重傷を負わせたとして、グリ下の少年2人が逮捕された。関係者によると、同被告は少年2人とグリ下で知り合い、実行役としてスカウトしたとみられている。

今回、取材に応じてくれた少年も、逮捕された少年のひとりと同じシェアハウスで暮らしていたという。
その他、防犯カメラが設置されても犯罪に手を染めるグリ下キッズは後を絶たないという。

「さすがに昔とちがって暴力沙汰は減ったけど、ヤクザの子どももここには多く集まってきて、そういうやつらは犯罪に対する意識が薄いからやりたい放題。
この前も道頓堀のドンキで携帯用シーシャや化粧品、つけ爪、さらにはお好み焼き用のホットプレートをパクったヤツもいましたね。
まあ、万引きGメンも増えてきたからパクられる子もいますけど」

グリ下にはパパ活をする若い女性も(※写真はイメージです)
グリ下にはパパ活をする若い女性も(※写真はイメージです)

中学3年生だという少女に話を聞くと、平然とこんな話をする。

「この年だとどこも雇ってくれないし、ここにいる私のリアコ(リアルに恋してる相手)に貢ぐためにも『じゃあ、体でも売ろっかな』みたいな(笑)。
でも、さすがに見ず知らずのおじさんとヤるのは嫌なので、“前戯だけパパ活”をしています。
本番はしないけど、その直前までするって感じですね。

ついこの間なんて、定期のパパに『写真撮らせて!』と言われたので、首から下の裸の写真を撮らせてあげたら、いつもよりお小遣いが弾んでラッキーでした」

彼女はマッチングアプリやSNSで客を見つけているようだが、なかには東梅田の兎我野(とがの)町やミナミで“立ちんぼ”をする女の子もいるのだとか。