大谷さんの愉快な仲間「イカちゃん」ベラスケス
もう1人、大谷さんの愉快な仲間として挙げたい選手が、アンドリュー・ベラスケス内野手です。フレッチャーと同様、同じ1994年生まれで、デビューも同じ2018年。エンゼルスには、2022年から加入しました。
チーム内では、守備範囲の広さから「Squid(スクイッド)=イカ」とニックネームをつけられていて、大谷さんからは「イカちゃん」と呼ばれています。投手大谷さんを好プレーで何度も助けてきたベラスケスは、投打のスター選手を引き合いに出して、大谷さんの二刀流のパフォーマンスを称賛しています。
「これが当然のことと思わないようにしている」
「彼がやっていることを毎日見られて、いち野球ファンとして信じられない。試合に向けて、投打の両方でしっかり準備をしていることは本当に素晴らしい。これが当然なことと思わないようにしている。誰もできないこと。これからも、誰もできないかもしれない。偉大さで言えば、ジャッジとコールを融合したような感じだね」
ヤンキースを投打で引っ張る両選手。ジャッジは2022年にア・リーグMVPに輝き、コールは257奪三振でタイトルを獲得しました。ベラスケスはその前年の2021年シーズンにヤンキースでプレーしており、両選手を知っているだけに、名門球団を代表する投打のスター選手と大谷さんを重ね合わせたのかもしれません。
ちなみにベラスケスは、ヤンキースが本拠地とするニューヨーク生まれで、お父様はニューヨーク警察で働いていたそうです。人が良さそうな、優しい雰囲気を醸し出すベラスケス。父は犯罪から人を守り、息子は守備職人としてチームを守る。2022年はシーズン終盤に膝をケガして離脱、2023年は開幕からマイナー落ちしていますが、二遊間のセンターラインは守備面で非常に重要なポジションですから、今後も大谷さんの助けになってくれるように復活を期待したいところです。