「なつかしの駄菓子屋講座の巻」(ジャンプ・コミックス第61巻収録)
今回は、両さんが生まれ育った地・浅草の駄菓子屋で、店番をすることになるお話をお届けする。
駄菓子屋は、駄菓子はもちろん、清涼飲料やアイス、安価なおもちゃ、当たりくじなどを商う子ども向けの小売店で、店先にはカプセルトイのベンダーやゲーム機などが並べられている。パン屋、煙草屋を兼ねているケースも見受けられた。
買い物、買い食いをする店としてはもちろん、友達と集うコミュニティスペースとしても機能しており、子どもの生活における最重要拠点だった。
駄菓子屋には土間の販売スペースの奥に小上がりがあり、そこに備えられた鉄板を使って焼いた軽食的なおやつを提供していることもあった。
本作で両さんが作っている「どんどん焼き」は、水で溶いた小麦粉を薄く伸ばして焼き、ソースで味つけしたものだ。
現在では東京の下町の味として専門店もある「もんじゃ焼き」は、小麦粉の中に刻んだキャベツ、天かす、桜えび等の具材を混ぜて焼いたもの。お好み焼きよりもずっと水っぽいが、やがては焦げ付いて鉄板に張り付く。
これを小さなコテ(へら)を使ってこそげ取り、口に運ぶのだ。中には焼きそばを供する店もあったが、具はキャベツだけの場合も多かった。
なんにしても、駄菓子屋の焼き物は、水でかさ増しされた薄い小麦粉+僅かな具材+ソースで構成されている。近年では、砕いたスナック菓子などをぶち込んだハイブリッドなもんじゃを出す店もあるというが、いずれにしても駄菓子屋自体が絶滅危惧種認定されているため、食べられる機会は少ない。
なお、2月26日からは、駄菓子をこじゃれたポップカルチャー扱いする風潮に怒る両さんが、駄菓子屋文化を守るために奮戦する「駄菓子屋カルト王(キング)の巻」(ジャンプ・コミックス第79巻収録)をお送りする。こちらもお楽しみに!
それでは次のページから、駄菓子屋の店先に並んだジャンクな品々に舌鼓を打ってみてはいかが!?



















