【相原コージ】ソラナックス、ドグマチール、ネキシウム。コロナ禍で引きこもったせい? 原因不明の不調は医者から処方された薬も効かなくて。もしかしてこれって‥
『サルでも描けるまんが教室』『勝手にシロクマ』『真・異種格闘大戦』など数々のヒット作を世に放ってきた漫画家、相原コージ。そんな彼だが、実はコロナ禍になってからうつ病になり、マンガを描くことができなくなってしまった。のみならず、自殺を決行するところまでいってしまう…そんな氏が回復するまでのドキュメンターを漫画にした。
うつ病になってマンガが描けなくなりました(2)
「家の階段を踏み外し、全治3ヶ月の骨折。
完治したと思ったら、今後はギックリ腰。
ずっと引きこもっていたところに、コロナ禍がやってきた。
気がつけば眠れない日々が続き…。
もしかしてこれって…。
思えばあれが前兆だったのかも……」(相原)
――闘病生活のことをマンガにしようと思ったのは、闘病中ですか? それとも寛解後ですか?
相原 退院した後ですね。退院して、仕事を再開しようとするんだけど、マンガが描けない。たとえば発病前に連載してた時事ネタの四コマとか、考えてはみるんだけど、本当になにも思いつかない。
「発病編」の冒頭でも少し描いたけど、カラッポになっちゃって。その時に妻から「自分に起こったことをそのままマンガに描けばいいじゃん」って言われて、「それならできるかも」と。
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新刊情報
「うつ病になってマンガが描けなくなりました 入院編」5月17日発売
相原コージ
2023/5/17
1,650円
152ページ
ISBN:978-4575317992
「ベテランギャグマンガ家・相原コージ、コロナ禍の中、突如うつ病に。病いと戦う日々を真摯に淡々と描いたドキュメンタリーコミック!」コロナ禍の中、けがをきっかけに突如ネームが進まず悩み、仕事に支障が出るように…。コロナで外出がままならず、孤独な状況が続く。食欲がない日々が続き、体重は激減。ついには自宅の仕事場で自殺未遂を…。そして入院。閉鎖病棟にて病いと戦う日々に。