台湾全土が日本を応援していた
――台湾プロ野球が4月1日に開幕。台湾の野球ファンだけじゃなく、日本でも、スタンドでチームを応援するチアリーダーの存在が、動画等投稿サイトやSNS上で大きな話題になっています。
有り難うございます! すごく嬉しいです!!
台湾プロ野球は、中信兄弟、統一ライオンズ、富邦ガーディアンズ、味全ドラゴンズ、楽天モンキーズの5球団が、前・後期制で戦い、ナンバー1を決める台湾シリーズで年間チャンピオンを決めるというシステムで行われていますが、台湾以外で注目していただけるというのは、私たちチアリーダーにとっても、すごく励みになります。
――その台湾野球が日本で大注目されるようにきっかけは、台湾で行われたWBCの1次ラウンドPOOL A…台湾チームを応援するために集まった“もうひとつの代表チーム”クラシック・ガールズの存在でした。
日本の方からも、東京ドームで行われる準決勝ラウンドで、私たちクラシック・ガールズを見たい!というメッセージをたくさんいただきました。そのためにも、なんとかして、1次ラウンドを勝ち上がりたかったのですが。
――2勝1敗で迎えたキューバとの最終戦…勝てば東京ドームということで、日本でも、「勝利の女神」「東京で待ってます」などのコメントで盛り上がっていました。
グラウンドでの戦いに対しては、何も手助けできないけど、ファンの方と一緒に、想いを選手に届けることはできる――そう信じて応援していたんですが、このキューバ戦は、いつも以上にそう願っていました。
――1次ラウンド敗退が決まった瞬間は?
初戦に敗れ、2試合目のイタリアに逆転勝ち。3試合目のオランダも勝って、テンションはマックスだっただけに悲しくて。
泣いているファンの方を見て…自分も泣いてしまいました。今思い出しても、ウルウルしちゃいます(涙)。
――東京ドームの準決勝ラウンド、アメリカで行われた決勝ラウンド、侍ジャパンの試合はご覧になっていましたか。
もちろんですよ。私だけじゃなく、台湾で野球を愛する人たちはみんな、日本を応援していました。
――日本の選手で気になった選手は?
2月、石垣島で行われたロッテとの交流試合で来たときに、一緒に写真を撮り、サインボールをいただいた佐々木朗希投手をはじめ、選手の皆さん全員を応援していましたが、すごかったのは、やっぱり大谷翔平選手! 大谷選手は、神です!!
――その大谷選手が、優勝後のインタビューで、「日本だけじゃなく、台湾、韓国、中国のファンが、もっともっと野球を大好きなってもらえるように、その一歩として優勝できたことはよかった」と語ってしました。
大谷選手の言葉は、台湾でも大きなニュースになりました。台湾の野球と、台湾の野球ファンのことも考えていてくださったのに、私自身感動しましたし、より野球が大好きになりました。