「大谷選手は神ですっ!」「台湾で野球を愛する人たちは全員日本を応援してました」台湾の大人気チアガール、リン・シャンが振り返るWBC2023_2

レパートリーは100曲超え

――落ち込んでいた台湾プロ野球の人気をV字回復させたのが、チアリーダーの存在だと言われていますが、どんな応援スタイルなのですか。

スタンドにある台の上に立って、ダンスと歌で、選手を鼓舞するのが台湾のチアリーダーです。

――日本では選手ごとに登場曲があって、ファンがそれを一緒に合唱して応援するというスタイルですが、台湾の定番スタイルは?

選手ごとに登場曲があるのは日本と同じですが、台湾ではそのほかにも、ヒットを打ったとき、二塁打、三塁打、盗塁、ホームランとそれぞれの応援歌があって、1試合で踊る曲は全100曲を超えますね。

――100曲!? 

はい。チームが守備についているときも、ピッチャーが三振を取ったときに歌う曲もありますし、キャッチャーが盗塁を阻止したときの曲もあります。それから―。

――まだあるんですか?

まだまだ、たくさんありますよ(笑)。

1回から9回まで、それぞれ攻撃の前にやるパフォーマンスもありますし、試合前、試合後、チェンジのときにやるパフォーマンスもあります。あとは……。

――もう100曲を超えていると思いますが、まだあるんですね。

毎試合、応援に来てくださるファンの方にも楽しんでいただけるように、曜日によってパフォーマンスを変えることもあります。

――変える必要はあるんですか?

ありますよ! それが台湾野球なんです。どんどんバージョンアップしていくので、覚えるだけでも大変ですが、私たちチアの応援も含めて喜んでいただけているので、やりがいはすごくあります。

――曲はすべてオリジナル曲ですか。

オリジナル曲もありますし、流行っている歌もたくさんあります。そうそう。最近日本のTikTokでバズっている『可愛くてごめん』も応援に取り入れましたよ。

――それだけ多いと、間違えちゃう…ということもありそうですね。

私たちチアは試合ごとにシフト制になっていて、遅いときには、深夜12時を回ってもまだ練習しているということもあるんですが……それだけ練習していても、やっぱり間違えちゃうことはあります(笑)。

――そういうときは?

笑顔です。とにかく笑顔! チームが負けているときも、個人的に落ち込んだり、凹んだりすることがあっても、試合中は笑顔。笑顔が大事です。