繰り返し入浴しても湯あたりしにくい低刺激の温泉
そして、いよいよ今回の旅のメインであるお風呂へ。
映画『湯道』のコラボ宿泊プランでのみいただくことができる、入浴の際の作法が記されたガイドブックに目を通し、漆の水飲みで水分補給をしてから、赤手拭を手にいざ、大浴場へ。
黒羽藍染の暖簾をくぐると、開放感あるお風呂がお出迎え。大きなガラス張りの内湯と、その奥の露天風呂からも、手入れの行き届いた庭を望むことができる。
庭の手前と奥には桜が植えられているため、春には花見湯も楽しめるそう。
泉質はアルカリ性の単純泉。身体への負担が少ないため、繰り返し入浴しても湯あたりしにくいのが特徴だとか。低刺激なのをいいことに、上がっては入り、上がっては入りの繰り返しでついつい長湯してしまった。
大浴場を出てすぐの湯上がり処には、映画『湯道』とコラボしたコーヒー牛乳と、「湯道」の家元が映画で説く「湯道温心」の掛け軸が。
黒羽藍染のうちわががインテリアのアクセントになっている湯上り処には、栃木県産のりんごを使用したリンゴジュースや、黒豆茶、アイスキャンデーなどの無料サービスも。ほてった身体にうれしい心遣い。