世界競争力ランキングの急降下

国際経営開発研究所(IMD)が作成している「世界競争力ランキング」というものがあります。このランキングは、「企業にとってビジネスをしやすい環境がどれだ け整っているか」を基準に順位付けしたもので、 2022年は、世界の主要63カ国・ 地域の経済力を、「経済状況」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4つの指標から測定しています。 

「子ども1人につき1000万円配ったらプラスしかない」…ひろゆきが考える、世界競争力ランキングで過去最低にまで落ちぶれた日本が採るべき少子化対策とは_2
参考:「世界競争力年鑑」各年版(IMD)

1990年前後に栄えある 1 位を獲得した日本でしたが、2022年の順位は過去最低の34位。特に「政府の効率性」(とりわけ「財政」の項目では62位)と「ビジネスの効率性」で評価が低く、今や「ぶっちゃけ、日本とビジネスするのは厳しいよね」というのが世界の見解です。

ちなみに、経済成長を続ける超少子化国家のシンガポールは、ランキング3位。人口減少による経済縮小においては、高い国際競争力で海外市場に価値を置くことが不可欠になりますが、残念ながら、日本は失速が止まらない状況なのです。

もう1つ、日本の人口ピラミッドからも少子化の問題点が見えてきます。1950年、2015年、2050年(予想)の人口を年齢別に見たものです。 

「子ども1人につき1000万円配ったらプラスしかない」…ひろゆきが考える、世界競争力ランキングで過去最低にまで落ちぶれた日本が採るべき少子化対策とは_3
出典:国立社会保障・人口問題研究所ホームページ