【8】ヒロイン、ペニーは前作にも出ている!?
『トップガン マーヴェリック』でジェニファー・コネリーが演じるヒロイン、ペニー・ベンジャミンは前作に登場していないキャラクターと思われる方もいるだろう。
が、実は『トップガン』でトム扮する主人公マーヴェリックのプレイボーイぶりを表わすエピソードとして、相棒グースや、その妻キャロル(メグ・ライアン)のセリフによって、その名が語られている。今回のペニーの前半の振る舞いを見ると、過去のマーヴェリックのヤンチャが許せていないようだが、そこから始まる新たなラブストーリーも味。
【9】オーティスの熱唱再び
バーでマーヴェリックが初めてグースに遭遇するシーン。ここで流れているのはオーティス・レディングとカーラ・トーマスのデュエット曲「トランプ」。前作ではオーティス最大のヒット曲「ドック・オブ・ザ・ベイ」が使用され、マーヴェリックの両親が好きだった曲と語られている。
【10】グースの息子役に扮した若手演技派俳優
前作で世を去ったマーヴェリックの相棒グース。その息子ルースターを演じたのが『セッション』(2004)でおなじみのマイルズ・テラー。彼はセットに現れたときから、グースと同様にアロハシャツを着て、口ひげを伸ばして役に入り込んでいた。そんな彼にトムは「君はグースの息子だ。(グース夫妻を演じた)アンソニー・エドワーズとメグ・ライアンの息子なんだ!」とハッパをかけ続けたとのこと。
【11】グースの息子はすでに前作に登場していた!
グースの息子ルースターの幼き日は、前作でも確認できる。父の弾くピアノの上にちょこんと腰をかけている小さな男の子こそ、ルースター。『トップガン マーヴェリック』では、そんな彼が父譲りのピアノの腕を披露するのだから、血は争えないというべきか。
【12】マイルズ・テラー、ピアノの特訓を受ける!
ルースター役のテラーはピアノの名手に見えるよう、7週間の特訓を受けたとのこと。その甲斐あって、バーの場面では、前作で父が弾いていたのと同じ曲「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」を自分で弾けるようになっていた!
【13】ピアノの腕は父グース譲り!
ルースターがピアノを弾き歌う「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」は、1957年に大ヒットしたジェリー・リー・ルイスのロックンロール・ナンバー。ルイスは2022年10月、『トップガン マーヴェリック』の公開を見届けるかのように、87歳で世を去った。
【14】高度の下限を突破して叱られるのはお約束?
飛行の指導中、マーヴェリックは訓練時に規定されている高度の下限を破り、教え子のルースターをもそれに巻き込む。そのため上官に叱責されるのだが、前作でも彼は危険な下限越えで、厳重注意を受けた。訓練時でも無茶ぶりは変わっていない!?
【15】CGナシ! 飛行はすべて本物!!
いまや、CGでなんでも映像化できてしまう時代だが、本作の航空シーンはすべて実写。製作陣は海軍と密に連携をとり、必要なショットがある役者たちを実際に戦闘機に乗せ、撮影を敢行。地上10メートルという超低空飛行の場面をも実写での撮影に成功したというから驚き!