第4位:『メガ・シャークVSグレート・タイタン』(2015年)

パクリ、低予算、おふざけが生む悪名高き「アサイラム」映画の傑作ベスト5_2

アサイラム社の代名詞といえばサメ映画。

そしてアサイラム社が初めて製作したサメ映画が通称〝メガ・シャークシリーズ〟であり、今回紹介する『メガ・シャークVSグレート・タイタン』(2015年)はその四作目に位置する。

漫画『進撃の巨人』に登場する〝超大型巨人〟にそっくりな巨大ロボットが登場する本作。その内容は「封印を解かれた怪ロボット〝コロッサス〟と、太古の巨大ザメ〝メガ・シャーク〟の生き残りが鎬を削る」というもの。一応過去三作品からの続き物だが、単品で観たところで特に問題はない作りになっている。

一作目や二作目の頃に比べて3Dモデルが小奇麗になっており、映像面でもそこそこ見栄えする点が特徴。軍を相手に圧倒するメガ・シャークの活躍と、歩く爆弾コロッサスを巡る人類の奮闘が主な見所になるだろうか。過去三作品とは少々違った趣向の後半戦なども嬉しい限り。

「知名度の割にはそこまで面白くない」メガ・シャークシリーズの中では、特に面白い一本である。