今でも心は「見る専」
――好きなことがご自身の活動ともリンクしてきましたよね。もともと撮られる側に回りたかったのでしょうか?
今でも心は「見る専」です。だから撮られてるときは本来の自分とは違うように感じています。ただ、写真集を作っていく工程に参加できることがグラビア好きとしては楽しい。オタクが現場に来た、みたいなことを最前線で体験できてる感じです(笑)。
――『頓知気さきな CONCEPT Collaboration Photo Book』でコメントしていた「ムチエット」も写真集を作る工程のひとつなのでしょうか?
「見る専」だから基本的には自分の見た目にあまり頓着がなく、普段から食生活もあまり気を使っていません。被写体としてはふわふわした人が好きなので、体重を増やしたいとはふんわり思っていました。でも無理に太ろうとしたわけでもなく、好きに食べていたら太って、今はだんだんもとに戻った感じです。
でも太ったピークが桑島さん撮影のときだったのはよかったかも。桑島さんの写真は黒が強いので、線がシャープに見えて痩せて見えるので助かりました(笑)。
――今、他に撮られたいフォトグラファーはいますか?
川島小鳥さんがどんなふうに撮影なさってるのかすごく興味があります。それと藤代冥砂さんが好きで、撮られてみたいなと。あとは現代グラビアを語るなら中村和孝さんは外せないですよね。
――撮られたいシチュエーションは?
ベトナムで撮られたいですね。湿度の高い感じの写真が好きだし、自分のルックスからしてもアジアが合うと思います。アオザイも好きですし! やっぱり海外での写真は新鮮で想像が広がるのでいいですね。