「本当に死にたい人なら服を脱ぐことは平気だと思ったので」
しかし、内田被告が「ラーメンを食べる写真」をSNS無断転載したAさんに金銭を要求し、さらには監禁して連れ回し、未明の神居古潭(かむいこたん)地区で全裸にさせた経緯については、内田被告の証言にブレが生じたように見える。弁護士にAさんを全裸にさせた理由を訊かれた内田被告はこう答えた。
「Aさんが死にたいと言っていたので、本当なのかどうか確かめようと思いました。本当に死にたい人なら、なんの説明もなく理由もなく服を脱ぐことは平気だと思っていたので『服脱いで』と言いました。本当に脱ぐとは思っていなかったので、びっくりしました。死ぬ気がないのに死にますと言うのはやめてほしいと言おうと思いました」
証言の通りAさんが「なんの説明もなく理由もなく服を脱いだ」のだとしたら、それは「本当に死にたい」からではなく、内田被告と小西受刑囚から受けた執拗な暴力と罵倒によって追い込まれていたからだと考えるのが自然だ。しかし、内田被告にはそうは考えられないようだ。
全裸のAさんを心霊スポットの神居大橋の欄干に上がらせた理由を弁護士に尋ねられた内田被告はこう答えた。
「暴言、暴力をふるわれているにもかかわらず、ずっと『死にたい』と言っているので、もっと他の方法を考えてほしかったので、もう一回謝らせれば自分の悪かったことが分かると当時は思っていました。Aさんは『死にます』と言わなくなって、私が求めている保護者の方と話ができると思っていました」













