「今回は一緒に作った」黒夢がセルフカバーで選んだ2枚
――まず、今回この2枚のアルバムをセルフカバーする作品として選んだ理由をお聞かせください。
清春:(人時に)お願いします
人時:えっ、僕が言うの?
清春:ちょっと変えていこうかなって。
人時:一昨年ぐらいですかね。久々に撮影で会ったときに、「録りたいんだよね」って言ってくれて。その後、『CORKSCREW 2025』というライブがあって、そこでやっていた曲を結果的に収録していった形になりました。
――「久しぶりに会った」というのは、何年ぶりぐらいだったんでしょうか。
人時:本当に前回のライブツアーから10年ぶりとかですね。それから、まったく話もしていませんし、連絡先も知らなかったので。
――今回の2枚は、黒夢にとってどういった時期の作品だったのでしょうか。
人時:えっと……僕ばっかり質問されるんですね(笑)
清春:リーダーなんでね。
人時:今思えば、世間的にもイケイケな時代だったし、黒夢自体もすごくイケイケな状態だった。そんな中で、いろんな問題もあって、毎回、反抗心というか反発というか、「何くそ」と思いながら、言いたいことを言ってきた。姿勢として見せてきた時期の作品なのかなと。
――当時、アルバムを作っていたときはどんな日々でしたか。
人時:「記憶にございません」……っていうぐらいあまり覚えてないですね。2人とも仲が悪かったので。話もしないし、当然同じ場所にもいない。目も合わせない。ライブでも、本番前の数秒だけ袖に一緒にいるみたいな、本当にそんなノリだったんで。それぐらいの記憶しかないですよ。
――今回、そのアルバムをリテイクしてどうでしたか?
清春:当時の『CORKSCREW』って仲が悪い時期だったので、一緒に作っていないんですよ。今回は一緒に作ったという感覚がしますね。やっとひとつ、引っかかっていたものが取れた感じというか。
――2人でいろいろ話し合いながら「こういう感じにしよう」と重ねていった感じでしょうか。
人時:密に話した感じではないんですけど、「こうしたいんだよね」とか。リアレンジではなくて、極力リテイクな感じで、という方向性のすり合わせは、最初の段階でありました。
清春:だから、今回は一緒に作ったのに、仮に昔の方が良いとか言われてしまったら、ほんとに微妙な気持ちがするな(笑)。













