「ファスティング」をおすすめしない本当の理由

三食以外の時間に食べるのは絶対にやめる。

このシンプルなルールを守ることで、膵臓は無駄なインスリンを分泌しなくてよくなり、十分に休むことができます。

これは、思っているほどつらいことではありません。

朝・昼・晩の3回はしっかりと食事をとって良いのですから、強い空腹感に悩まされることは少ないでしょう。

この理屈を理解できれば、空腹時間を長時間維持するファスティングダイエットが、アルツハイマー病予防の観点からはあまりおすすめできないことが理解できると思います。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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空腹時間を長く取ることで、確かに体重は減少するでしょうし、膵臓も休めるかもしれません。

しかし長時間の空腹の後の食事では、人は必ず大量に食べてしまいます。

するとどうなるか、もうおわかりですね。一気に血糖値が上昇し、大量のインスリンが分泌されることになります。

一時的ではありますが、通常の食事をとった場合の食後とは比べ物にならないくらいの血糖値の上昇と、大量のインスリン分泌が起こるのです。

アルツハイマー病を予防するためには、たとえ一時的であっても、体中の臓器を高インスリン状態にさらさないよう心がけることが重要です。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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ですから、「痩せるから」と言って無理なファスティングダイエットをすることは、長い目で見るとおすすめできないのです(近年、ファスティングダイエットは髪が抜けるという報告もありますので、美容の観点からも注意が必要です)。

まとめると、インスリン抵抗性を起こさないように膵臓に休息を与えることが大事であり、そのために食事の「とり方」において重要なのは、次の2点だけです。

● 食事は朝・昼・晩の3回、しっかりとる
● 間食は絶対にしない