糖質の「完全排除」は禁物
「どう食べるか」の次は、いよいよ「何を食べるか」について。インスリン抵抗性の予防のために注意すべき食事の内容について説明していきます。
ここでも重要なのは、血糖値を上げすぎないことです。
朝、昼、晩の食事をとる度に高血糖になってしまっては意味がありません。
それぞれの食事をとったときに、膵臓が必要な適正量のインスリンをきちんと分泌できるようにする必要があります。
では、一体何をどのように食べれば良いのかについて考えてみましょう。
まず大前提となるのは、バランスのいい食事が大事ということです。
現代日本の食事は、どうしても糖質過多になりがちです。まずは、摂りすぎている糖質を適切な量に戻すことを目標にしましょう。
とはいえ、極端な糖質制限は絶対にしてはいけません。
脳は全身で最も糖をエネルギー源として使う臓器です。脳に糖がきちんと供給されないと、パフォーマンスが低下してしまいます。脳に適切なエネルギーを供給するためにも、糖の摂取は絶対に必要です。
また、糖質制限ダイエットのなかには、糖質の摂取をほぼゼロにする代わりに、脂質とタンパク質はいくらでも摂ってよいとするものもあります。
ですが、これは非常に危険な考え方です。
脂質とタンパク質を過剰に摂りすぎてしまった場合、腎臓への負荷が高まります。
実際、動物実験で極端な糖質制限を課すと、実験動物の腎臓が腫大(異常に大きくなること)することが確認されています。
文/下村健寿













