これからは「二極化」が進む
これまで述べてきたように、持ち家のメリットとして「資産になる」点があります。現在マンションを購入している人の購入理由を見ると、最も多いのは「子どもや家族のために家を持ちたいと思ったから」、次いで二番目は「資産を持ちたい、資産として有利だと思ったから」という回答になっています。住まいとしてマンションを買っている人が大多数ですが、不動産の「資産」の側面に注目が集まっているのも事実です。
そして「選ばれやすいマンションとそうでないマンションの差は広がってきている」と書いた通り、資産として見た時に価値が上がりやすいマンションとそうでないマンションの差は広がってきています。これはマンションに限った話ではありません。時計やバッグ、車なども、ごく一部のモデルやブランドばかりが高いリセールバリューを持ち、それが人気を呼んでさらに価値が高まる、というスパイラルになっています。
マンション価格が高くなればなるほど、毎月支払う住宅費を掛け捨てのコストとして割り切ることは難しくなります。その結果リセールバリューを意識せざるを得ない人が増えていくため、売りやすく、価格が落ちにくいマンションに需要が集中します。こうした流れは今後さらに加速していく可能性が高いです。
一方で、一部のエリアやマンションに需要が集中するということは、それ以外のエリアでは相対的に需要が下がることを意味します。新たな買い手が現れないエリアは金利上昇による価格下げ圧力を受けることになりますし、価格が上がりづらいエリアは戸建てと競合するケースも多いです。そのようなエリアは横ばいもしくは価格が下落する可能性もあり、値上がるエリアとの価格差が今後大きくなっていく可能性が高いです。これが、「マンション価格は今後も上昇する可能性が高い一方で、二極化が進んでいく」と私が考えている理由です。
文/2LDK(マンションブロガー)













