変化し始めたビーチバレーの概念
そんなビーチバレーは観戦の敷居が低く、多くの大会が無料で観覧できる。
「通りすがりの人も気軽に観戦できる環境で、『海に来たついでにちょっと観てみる?』なんてことも。それが、競技普及へとつながっています」(白幡)
それゆえ、選手と観客との距離も物理的に近い。
「試合前などにファンに直接、話しかけられることも。戸惑うこともありますが、この距離感もビーチバレーの魅力の一つ。それだけではなく、暑い夏の日に、砂浜でビール片手に観戦できるのも良いところかもしれませんね!」(福田)
にこやかに話す福田選手。また、ビーチバレーというとそのビジュアルに注目されがちな競技でもあるが、本人たちはどう感じているのか。
「私もほかの競技を見ていて、かっこいい選手やかわいい選手は気になるので、ビジュアルで注目されること自体は悪いことではないと思います。ただ、ビキニ姿ばかりを狙って撮影する人が一部いたりするので、それは今後対策しなければいけないなと思います」(福田)
直射日光の元でビキニ姿で行われるビーチバレー。美容の天敵でもある日焼けについてはどのように対策しているのか。
「やっぱり女子としてはかなり気になりますね。私も中学生くらいまではかなり日焼けしていましたが、最近はシミも気になるので、日焼け止めはしっかり塗っています。汗で落ちてしまっていると思いますが……(苦笑)」(福田)
近年の猛暑は競技環境そのものに大きな影響を及ぼしているようで、練習は日の出から午前10時、遅くても11時までが限界。日光による体力の消耗も激しく、決勝では足がつる選手もいるようで、白幡は「泥試合のようになることも(笑)」と語る。そんな状況も踏まえてか、開催スタイルにも変化が見られている。
「駅前などに特設コートを設けて試合を行なうこともあります。砂を持ち込んでコートを作って、階段を観客席として活用することで、大阪のグランフロントの広場などで開催されたこともあるんですよ! 『ビーチバレーは海辺で』というイメージも少しずつ変化してきています」(白幡)
そういった会場の変化について、白幡は「観客動員という現実的な課題もある」と推察する。
「海辺で開催すると人目にふれないことが多く、観客が集まりにくい。最近では、横浜の赤レンガ倉庫や名城公園tonarinoなど、都市型の会場でも開催が増えていて、利便性も考えられていると思います。協会側がより多くの人に観てもらえるようにと働きかけてくれているのでしょう」(白幡)













