TikTokをきっかけに同じ病気の子と友達になれた

翌日、ひゅうがさんはTikTok(『17歳で骨肉腫になって今これ』)を開設。そのスピード感に驚くばかりだが、発信を始めようと思った理由は?

「(同居する)叔母から『SNSで何か発信してみたら?』と言われたからです。あと病院にいると、けっこう時間を持て余すんです」

ひゅうがさんのTikTokは、ティーンの流行りネタを取り入れたり、CANDY TUNEやCUTIE STREETなどの曲を踊ってみたり、かなりおちゃめで明るい。そして、時に病状についても発信している。

「基本的に、ただやりたいことをやってるだけですね(笑)。あとは、TikTokをきっかけに同じ病気の子と友達になれたことは、すごくよかったと思います」

TikTokにも投稿していた病室での1枚(写真/本人提供)
TikTokにも投稿していた病室での1枚(写真/本人提供)

開設から約半年、6500人強のフォロワーがいる。

「ノリで始めたから正直、こんなに続くと思っていなかったです。励ましのコメントもいただきますし、こんなにも応援してくれる人がいることにびっくりします。いちばんうれしかったのは、僕の投稿を見て『頑張れます』『勇気をもらいました』といったメッセージが届くこと。僕がなんとなくやっている投稿が、誰かの役に立っているんだと思うと、すごくうれしいです」

ひゅうがさんは『今年中にフォロワー1万人』という目標を掲げている。

「今はスマホだけで撮影しているんですが、Osmo Pocket 3(高性能ジンバルカメラ)とか撮影機材を充実させて、今よりもいい動画をアップできたいいなと思っています」

寄せられるのは温かなエールが圧倒的だが、なかには心無いコメントもある。

「画面上の人からの言葉なので、気にしてないです。きっと、そういう人って心に余裕がないんだと思うんです。普段はそういう人じゃなくても、自分が追い込まれると他人を憎んだり、攻撃したりすることもあると思うので」