「ZOZOの時は実現できなかったが、今回は実現します」
前澤さんは「国民総株主」という理念を掲げ、株主を増やすために、この事業を始めたと言うが、そのようなアイデアを思いついたきっかけについて質問した。
――なぜ「カブアンド」のような、突拍子もないアイデアを思いついたのか?
僕からすると「突拍子もないアイデア」ではなくて、当たり前のこと。「カブアンド」では、弊社の電気やガスなどサービスを利用してくださる消費者の皆さんが、会社の株も所有する。自分が消費者として、会社の利益に貢献しているわけですから、株主になって会社の利益の一部を受け取る。
「配当」だったり、「株のキャピタルゲイン」だったり、いろいろなケースがあると思いますが、それはすごく当たり前のことであり、むしろなぜ今まで、このような仕組みがなかったのかが不思議。
――これは、前澤さんが、これまでずっと考えてきたことに近い?
そうですね。「資本主義とはなんぞや」と考えてきた。ZOZOを上場させる時も、そういうことを考えていた。ZOZOの時は実現できなかったが、今回は実現します。
――カブアンドは、この先うまくいきそうか?
もちろん、いろいろ準備もしていますし、僕らは「国民総株主」と言っているぐらいなので、もっともっと株主を増やしていきたい。今はNTTさんが、日本で一番株主数の多い会社ですけど、それを早く超えて、まずは日本で一番株主が多い会社になって、「国民総株主」に近づきたいです。
もちろん、いろいろ準備もしてますし、もっともっと株主を増やしていきたい。今、NTTさんが日本で一番、株主数の多い会社さんで200万人強、株主さんがいらっしゃるんです。早くそれを超えて日本で一番株主が多い会社にまずはなって、「国民総株主」といえる状態に近づけていきたいです。
――その先にどんな世界を見すえているのか?
資本主義社会なので、やっぱり資本を持つことの大切さを皆さんに理解してもらいたい。皆さんは生活者として必ず、いろいろな企業の商品やサービスを利用するわけですから、その商品を提供する会社の利益に貢献している。
だからみんなが、利用している会社の株式を積極的に持ち、経済に積極的に参加するような国になると、すごくいいなと思う。日本人がみんな株主で、株主として所有する会社を通じて日本の経済を動かしていく。
私たちが政治家に1票を入れるように、自分の好きな会社の株を持って「1票入れる」ような、そういう社会になると、もっと経済も成長するのかなと思っている。













