WBC効果で300万以上の新規契約者を獲得?

NetflixがWBCを日本国内で独占配信したことで投資額に見合うリターンを得られたかどうかを判断するには、新規契約者数や継続率の実数が重要になる(ただし現時点で公表値は限定的)。そのヒントになりそうなのが、産経リサーチ&データが3月13日に発表したアンケート調査だ。

Netflix(写真/shutterstock)
Netflix(写真/shutterstock)

それによると、「WBC1次ラウンドの日本戦をリアルタイムで視聴しましたか?」との質問に「Netflixで視聴した」との回答は29.4%にのぼっている。そのうち「WBCに合わせて契約した」との回答は43.6%だ。

日本の総世帯数は約5500万世帯。インターネットとテレビの普及率を加味してNetflix視聴可能なインフラを持つ世帯を7割とすると、29.4%は約1132万世帯に相当する。さらにその43.6%をWBC目的の新規契約とみなすと、約494万世帯となる。もっとも、この試算は前提の置き方に大きく左右される。

日本経済新聞は2026年2月のNetflixの利用者数が約1200万人で、前年同月比で36%増の300万人増加したとの試算を報じている。同記事によると、2026年3月2日~8日はダウンロード数が前年同月の4.8倍、利用者数は2.3倍に急増したという。

産経リサーチ&データをベースにした試算値とそう離れてなさそうだ。

Netflixは広告つきスタンダードプランで、キャンペーン期間中の初月が498円。
スタンダードが795円、プレミアムが1145円である。
翌月から広告つきプランが890円、スタンダードが1590円、プレミアムが2290円に値上がりする仕組みだ。

90%が広告つきプラン、8%がスタンダードプラン、2%がプレミアムプランに加入したとすると、1か月目のNetflixのWBC効果は約26億円。2か月目で約74億円、5か月目で約219億円を突破する計算だ。

しかし、解約が発生するため、実際の売上はもっと低いはずである。