イタリア系MLB選抜の強豪
準々決勝で日本に勝利したベネズエラが準決勝で対戦するイタリアの快進撃が止まらない。
今大会のイタリア代表が強い最大の理由は「イタリア国内の育成力」というよりも、イタリア系にルーツを持つMLB級の戦力を質・量ともに兼ね備えた上で束ねていることにある。
日本でも、かつて野茂英雄とドジャースでバッテリーを組んだことで知られるマイク・ピアッツァ前監督から引き継いだフランシスコ・セルベリ監督は就任時から「これは休暇じゃない。本気だ」と語っている。その言葉通り、1次リーグではアメリカから金星を挙げるなど、プールBを4戦全勝で突破し、欧州勢で初めて組1位通過を果たした。
さらに準々決勝でプエルトリコも破って5連勝で初の4強入りを決めている。
なかでも、アメリカ戦の勝ち方は象徴的だった。イタリアは6安打で8得点。つまり打ちまくるより一発と失策・四球を見逃さず、そつのない攻撃で試合を動かした。実際、2回にティールとアントナッチの本塁打で3点、4回にカグリオンの一発、6回には暴投や守備の乱れも絡めて突き放し、終盤のアメリカの猛反撃をワイサートら救援陣で締めた。
準々決勝でも、相手のミスや甘い球を逃さず8−2まで点差を広げており、少ない好機を長打で最大化するのが今大会の型になっている。プール突破時点で12本塁打を記録していた点も、この打線の怖さを示している。
スタメンのMLB色も濃い。対アメリカ戦の先発野手を見ると、パスカンティーノ(ロイヤルズ)、キャンゾーン(マリナーズ)、デゼンゾ(アストロズ)、ティール(ホワイトソックス)、カグリオン(ロイヤルズ)に加え、バーティ(カブスなど)もMLB実績者で、野手9人のうち少なくとも5人、広くMLB経験者ベースなら6人前後がメジャー級と言っていい構成だった。













