「もう40年以上、暗黙のルールで譲り合いの精神で使われてきました」

青木さんは「大家さんにも何度も言って先方に伝えていただいているんですが、改善されない」と言う。

大家はどう対応しているのか。この歓楽街の不動産を管理する担当者に聞いた。

「こちらの駐車場はもう40年以上、暗黙のルールで譲り合いの精神で使われてきました。

うちとしては駐車場料金は店子さんからとっていませんので、これまでのように話し合って喧嘩せずにやってくださいとしか言いようがありません。

数年前に1号館から11号館のうちの5号館と11号館を取り壊し、その駐車場がなくなったから余計に停める場所が少なくなっちゃったんですよね。

社長は『昭和、平成と連携をとって来たのに、令和の時代に入ったらやたらと各店さんからクレームが入るようになった』と嘆いていました」

話題となったポスト(写真/七福軒SNSより)
話題となったポスト(写真/七福軒SNSより)

担当者は「今後もこのまま運営していく」と話し、とくに改善策はないと言う。

青木さんは「法的措置を取るにしても費用と時間がかかりますし、改善策は思い当たらない」と困惑する。

「七福軒」が大好きだという地元民は言う。

「ここはめちゃ美味いのですが、車が変な停め方をされていて入れずあきらめたこともあったし、入って出られなかったこともあります。本当に営業妨害だと思います。店長がストレスなく美味しいラーメンを作れる環境になることを願ってます」

ラーメン店「七福軒」のオーナー・青木良夫さん(撮影/集英社オンライン)
ラーメン店「七福軒」のオーナー・青木良夫さん(撮影/集英社オンライン)
すべての画像を見る

「譲り合い」の精神は過去のものとなったのか、それとも単に「仕組み」の問題なのか。日本人のマナーさえ成り立たないのであれば、日本に住む外国人にとってはなおさら戸惑いを覚えるのではないだろうか。

青木さんのストレスが軽減され、駐車場をスムーズに利用できる日が来ることを願うばかりだ。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班