上を気持ちよくさせるスキルに長ければ出世できる?

部下の部下だけでなく、身近な同僚に聞くのもひとつの方法です。

私は、役員候補として考えていたある本部長について、自分の秘書さんに「あの本部長の評判はどう?」と聞いてみたことがあります。意外にも本部ではとても評判が悪いと聞いたので、人事に調べてもらったところ、机の上に足を乗せたり、部下にタバコを買いに行かせたりしていることがわかりました。

個人破産もしていて、しかも経歴詐称まであったと問題が多かったので、結局会社を辞めてもらいました。このときは、自分自身の人を見る目がなかったと反省しました。

上から見えている評価と、横ないし下から見えている評価は往々にして違う。だからリーダーは、評価についてはできるだけ情報を広範囲から集めるべきです。

あなたも、上にゴマをすり、媚びている人たちが出世していく、という場面を見たことがあるかもしれません。

誰しも、イエスマンで自分にゴマをすってくれる部下と、そうでない部下のどちらを昇進させるかといえば、やはり自分にいい顔をしてくれる部下ということになってしまうでしょう。

写真はイメージです (写真/Shutterstock)
写真はイメージです (写真/Shutterstock)

とても残念なことですが、上を気持ち良くさせる「サラリーマンスキル」に長けた人は、やはり昇進も早かったりするのです。

私も「そこまで高く評価するほどの人物か」と思える同期が、自分よりはるかに評価されていて「お前も見習え」なんて言われたこともありました。若くして抜擢されたり、花形の部門に異動したり。

しかし、長く仕事人生を送ってきてわかったことは、サラリーマンスキルでは、やはり限界がある、ということです。