新版「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
なんだかんだ「ゴマすり上手」の昇進が早い日本企業の未来は悲惨…元スタバのCEOが実践してきた社員のやる気を損なわない公正な人事とは
新版「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方 #2
誰を出世させるか、究極のメッセージは人事である
途中までは出世が早くても、そこで止まってしまう。途中までは行くけれど、本当の上までは行けない。結局のところ、どこかで本当の実力、本当の人間性が見えてしまう、ということだと思います。
その意味では、長い目で見れば例外もあるでしょうが、組織というのはやはりしっかり見ているのです。それなりの人間でなければ、より大きな役割や責任は委ねられないことを知っているのです。やはり、まともな会社では能力だけではなく、徳のある人が選ばれていく、というのが私の印象です。
どんな人材を登用し、出世させるのか。それは実は会社からの、従業員に対する究極のメッセージでもあるのです。「やっぱり、あの人なら」なのか、「なんで、あいつが」なのか。
写真はイメージです (写真/Shutterstock)
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どういう人を重用するのかという人事評価は、会社や経営トップのメッセージそのものだと私は思います。ゴマをする人が出世すると、社員はみんなゴマをするようになります。
いろいろな会社を見ていると、「なんでこの人がこのポジションなのか」と驚くこともあります。私は任命責任というものも、もっと厳しく問われるべきだと思います。
最近でも、あるマンモス大学で学生の不祥事がありましたが、その学長は作家で、組織のマネジメントをしたことがない人でした。このときの対応と混乱ぶりを見て、どうしてこの人を組織のトップに選んだのか、その任命責任を追及するべきだと思いました。
部下は評価や登用をしっかり見ています。「ついていきたい」と思われるリーダーは、それを意識しながら、公正な評価や人事を行っているのです。
そのことを忘れないようにしなければなりません。
新版「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
岩田 松雄
2025/11/28
1,650円(税込)
272ページ
ISBN: 978-4763142696
スターバックスでCEOを務めた著者が語る、
まわりに推されてリーダーになる方法。
「リーダー」と聞いてあなたは、どんな姿を想像するでしょうか?
生まれつき、強いリーダーシップを持ち、プレゼンテーションも見事で、とにかくオレについてこい、というカリスマ的な雰囲気を漂わせているのがリーダーなのではないか。でも、自分はとてもそんなふうにはなれない……と悩んでいる方もいるかもしれません。
著者の岩田さんは、誰でもリーダーになれる、と断言します。
本書は、華麗な経歴を持ちながらも、「普通のおじさん」と自認する著者が教える、「まわりに推されてリーダーになる方法」を51項目にまとめたものです。
管理職や経営者の方はもちろん、新しくチームリーダーになった方、初めて後輩ができた方、などあらゆるリーダーに役立つ情報が満載の一冊です!
【目次より】
第1章 リーダーは、かっこいいとは限らない
第2章 リーダーは、饒舌でなくてもかまわない
第3章 リーダーは、部下と飲みに行かない
第4章 リーダーは、人のすることは信じてはいけない
第5章 リーダーは、立ち止まらなければいけない
第6章 リーダーは、多読家である必要はない
第7章 リーダーは、弱くてもかまわない