“予定調和じゃない朝”『ラヴィット!』の代打MC

そして出てくるいなや、「悪いけど(『ラヴィット!』を)見てないのよ」と、早朝のスタジオにアッコ節が炸裂。その後も、スタッフから当日朝の打ち合わせの場でMCを打診されたことを明かし「誰に言うてんねん」と愚痴をこぼす。

さらにパネラー席を見渡し「みなさんを紹介するんでしょう? 生意気な…」と大御所らしい毒舌をかました。と言いつつ、土曜早朝に放送されている『夜明けのラヴィット!』でも、和田は代打MCとして登場。和田の気前のよさ、そしてそんな大物にぶっつけで依頼するスタッフの度胸を、つい褒めたくなった。

『感謝祭』も、『後夜祭』も、『ラヴィット!』も。どれも“予定通りではないこと”が面白さの中心にある。ニュースより速く、台本より自由で、編集よりも嘘がない。テレビの前で日本中が、同じ話題、同じ時間、同じ呼吸を共有する。その瞬間にしか起きない笑いと空気の共有こそ、テレビの生放送の強さだ。

生放送はリアルタイム視聴ならではの醍醐味?(画像/ Shutterstock)
生放送はリアルタイム視聴ならではの醍醐味?(画像/ Shutterstock)
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文/ノブユキ