2025年12月に、集英社オンラインで反響が大きかった人気記事ベスト5をお送りする。
第1位は、1兆ドルという巨額の貿易黒字を記録した中国の「実態」を分析した記事だ。
第2位は、西東京市で起きた母子4人の無理心中の記事だ。母親には「親しい男性」がおり、その男性は別のマンションの一室で死亡していたという。
第3位は、赤坂の超高級サウナで起きた火災の記事、第4位はB’zのドーム公演で起きた「熱唱トラブル」の記事、第5位はお笑いが地上波とネット配信ではっきりと分かれ始めたという分析記事だ。
第1~5位のランキングは以下の通り。
第1位
習近平が激怒した「中国1兆ドルの貿易黒字」の怖すぎる中身…中国経済が直面する「需要なき成長」の構造的な病
第2位
〈西東京・無理心中に新展開〉母親と“親しい”年下男性が牛刀で何度も切られ死亡「ふたりは手紙のやり取りも」近隣住民は「母親は夜に家を出る綺麗なかた」
第3位
〈赤坂・超高級サウナ2人死亡〉「夫婦には小さな子どもがいた…」電源が切れていた非常ボタン、夫は妻を覆うように倒れ火傷も…店の“関係先”には11月に業務停止命令も
第4位
B’z東京ドーム公演で「後ろの客が大熱唱」 注意するとまさかのひと言…迷惑行為との境界線はどこに?
第5位
「天才」「気持ち悪い」ダウンタウンプラスの最新企画がもたらした衝撃 ネット配信と地上波バラエティーの道が分かれた2025年
↓以下記事本編
中国の貿易黒字が史上初めて1兆ドルを突破した。だが、その裏で各地に広がっているのは、売れ残ったEVが野ざらしにされる「墓場」の光景だ。国内で消費できないモノを、採算度外視で作り続け、海外へ押し出す――。この歪んだ成長モデルに、習近平国家主席自身が強い危機感を示している。数字の裏に隠された中国経済の構造的な病を検証する。
中国の貿易黒字が、史上初めて1兆ドルに
広大な平原に、奇妙な光景が広がっている。
雑草が生い茂る広大な土地を、数千、数万台もの真新しい電気自動車が埋め尽くしている。一度も公道を走ったことのない車たちが、誰に乗られることもなく、風雨にさらされ、静かに塗装を剥がれさせていく。ボンネットには土埃が積もり、タイヤは地面に沈み込んでいる。
これは映画のセットでもなければ、文明が滅んだ後の未来の光景でもない。現在の中国各地で見られる「EV(電気自動車)の墓場」と呼ばれる場所だ。
作りすぎたのである。誰も買わない車を、誰も乗らない車を…ただひたすらに作り続けた結果が、原野に広がる鉄の残骸である。
そして12月、世界を驚かせるニュースが飛び込んできた。中国の貿易黒字が史上初めて1兆ドル、日本円にして約150兆円を突破したというのである。
喜びの声どころか、激しい怒りの言葉が伝えられた
150兆円。
途方もない金額だ。人類の歴史上、これほど巨額の富を1年間で積み上げた国は存在しない。普通に考えれば、国のリーダーは万歳をして喜ぶはずだ。「我が国の経済は絶好調だ」「世界が我々の製品を求めている」と胸を張る場面だろう。
ところが、中国のトップ、習近平国家主席の反応は違った。
喜びの声どころか、激しい怒りの言葉が伝えられたのだ。習近平氏が地方政府や企業に対して放った「怒り」は、次のように報じられている。代表的な報道を紹介しよう。
「『すべての計画は事実に基づいたものでなければならず、誇張のない堅実で本物の成長を目指し、高品質で持続可能な発展を促進しなければならない』と、習近平氏は先週述べたことが、日曜日に発行された共産党の機関紙『人民日報』の報道で明らかになった。
『現実を無視して無謀に行動し、過大な要求を押し付け、あるいは慎重な検討なしに資源を投入する者は、厳しく責任を問われなければならない』と、習近平氏は中央経済工作会議で述べた」(インドの有力紙・エコノミック・タイムズ「Economic Times, "Xi Jinping criticises inflated GDP figures, warns against 'reckless' projects"」12月15日)













