二次情報があふれる世界の恐ろしさ
新聞は今、存亡の瀬戸際に立っている。テレビもインターネットに押され、経営は楽ではない。しかし、新聞やテレビ報道がなくなったら、社会はどうなるのかを想像していただきたい。かなり怖い状況になると私は考える。それを防ぐためには、良質な報道が欠かせないことを感じていただきたい。
Yahoo!ニュースやSmartNewsといったプラットフォームに並ぶ記事を見ていると、さまざまな発信元があることが分かる。大手新聞社やテレビ局などの大手メディア、デジタル記事を専門に出しているメディアもあれば、聞いたことのない名称の発信元も多い。
中には、私たち共同通信の記者が主に担当している「47NEWS」のように、メディアが別のブランド名で出している場合もある。発信元は多種多様でかつ複雑でもあり、ややこしいとさえ感じる。
書かれている記事の中身を見ていると「一次情報」がまったくない記事も多い。それが目立つのは、あまり聞いたことのない発信元が出している記事だ。













