「性的な欲望を我慢できなかった」と供述
事件の舞台となったのは、熊本市と阿蘇山の中間に位置する大津町。人口が3万6502人(2025年11月末時点)の小さな町だ。
熊本県警は9日、強制性交等の疑いで保育園に勤務する団体職員の林信彦容疑者(53)=同県大津町美咲野=を逮捕したと発表した。
林容疑者は2019年、自身の勤務先の保育園に通っていた女児に対して、施設内で性的な行為をした疑いがもたれている。
「2024年4月30日、被害者の保護者から『娘が性的な被害に遭った』と被害届が出されたことで、事件が明らかになりました。林容疑者は『性的な欲望を我慢できなかった』と供述し、容疑を認めています」(社会部記者)
保育園の近隣住民が園のことをこう説明する。
「あそこは1971年に開設され、昔からある施設。幼稚園もすぐ近くにあって3階建ての建物でね。何人保育士の人がいるのかはわからないけど、2、3人は男の職員を見かけたことはあるけど、名前までは知らないわな。
これまでなんか事件があったとか聞いたことないし、地元で通わせている人たちの間でも『いい先生(保育士)ばかり』って言ってるくらいで、保育園としての評判もいいよ。事件自体は新聞を見て知ってるけどよ、これまで悪い話なんか聞いたことなかったのにな」
保育園の関係者によると、林容疑者は2014年から事件を起こした同施設で勤務しており、2024年度と2025年度は2歳児クラスを受け持っていたという。
保育園の園長は集英社オンラインの取材に対して、「申し訳ありません」と何度も言葉を重ね、「取材をお断りします」と回答を控えた。













