「気にするな」は最悪のアドバイス

「あの人のことは、あまり気にしないほうがいいよ」「考えすぎだから、無視したほうがいいんじゃない?」「気にしなければいいだけだよ」

特定の「あの人」について誰かに悩みを打ち明けると、このような言葉を投げかけられるものです。

相手はこちらのことを思って、アドバイスしてくれているのでしょう。でも、言われたほうはそう簡単にはいきません。「気にしたくない」のは山々。

でも、どうしても気になる。むしろ、考えないようにすればするほど、あの人のことが頭から離れなくなってしまう──。

「気にするな」は最悪のアドバイス…寒気がするほどイヤな「あの人」を脳から消し去るためにできること_1
すべての画像を見る

「気にしないほうがいい」というアドバイスは、実は、脳科学的に見ると最悪です。むしろ、逆効果になりやすいことがわかっています。人の脳は「気にするな」と命令されるほど、かえってその対象に固執してしまう仕組みを持っているからです。