「アラン・ドロンのように、世界でも活躍したい」
――そもそも、阿部さんが芝居を仕事にしたいと思ったきっかけは?
きっかけは、17歳の頃に人生で初めて主演を務めさせてもらった『近キョリ恋愛〜Season Zero〜』というドラマ作品です。主演に選ばれたことはもちろん嬉しかったですが、それ以上に「仕事としての大きな責任」を強く感じました。
子どもの頃から芸能の仕事はしていましたが、それまではどこか気が抜けていて、“部活気分”のような感覚もあったんです。でも、この作品がきっかけで、その気持ちが大きく変わりました。
これを機に、お芝居に対する熱意が一気に高まりましたし、当時、事務所の方から「君は俳優だよ」と言ってもらえたことも、大きな影響を与えてくれました。
――グループを卒業してご自身の道に進むことについて、メンバーと話し合いなどはされましたか?
もちろん、しっかり話し合いをしたうえでの、円満な卒業です。今でもメンバーとは仲が良くて、昨日も一緒にトレーニングしましたよ。
何度も話し合いを重ねた結果、快く送り出してくれたメンバーには、本当に感謝しています。これからも今までどおり、一緒に遊んだり過ごしたりすると思います。
――最後に、今後の目標について教えてください。
最終的なゴールは、自分の好きな人たちと好きな作品を作り、それを大きく世の中に広げていくことです。
それから、僕の「顕嵐」という名前は、親が世界的な俳優アラン・ドロンから取ったと言っていたんですよ。なので、そんな名前をつけてもらった以上、しっかり世界で活躍するのが自分の使命だと思っています。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/村上庄吾