水藤→メンバー外の人に共有 ほか2人は余罪で再逮捕 

社会部記者が語る。

「水藤はSNSで知り合ったとされる山口県の男性に、自身が撮影した児童の盗撮動画を送ったことが捜査本部の調べでわかった。捜査本部は、変態教員グループで共有された写真や動画も送信されたのではと見ている。

山口県の男性は教員ではなく、無職の男性とのこと。SNSで知り合った他の人にも水藤が動画を送っている可能性があり、調べが続いている」

水藤被告は3月、名古屋市内の駅のホームで当時15歳の少女が背負っていたリュックサックに体液をかけたとして、器物損壊の容疑で逮捕された。これが変態教員グループの存在が発覚するきっかけとなった。

愛知県警はその3カ月後の6月24日、名古屋市と横浜市の公立小学校の教員同士が女子児童の盗撮画像をSNSのグループチャットで共有したとして、現役の教員2人を逮捕した。性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)容疑で逮捕されたのは、名古屋市立の小学校教員の森山勇二(42)と横浜市立の小学校教員の小瀬村史也(37)の両容疑者だ。

森山勇二容疑者
森山勇二容疑者
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水藤被告は6月26日、女児の給食に体液を混入させたり、楽器に付着させたりなどしたとして、不同意わいせつや器物損壊などの罪で名古屋地検に追起訴された。7月17日には名古屋地裁で初公判が行われ、「容姿が好みで、性的欲求や承認欲求を満たしたかった」といずれも起訴事実を認めた。

あとから逮捕された2人も22日、愛知県警によって再逮捕された。社会部記者が再逮捕の内容を解説する。

「森山容疑者は自宅で女児2人のリコーダーと帽子に体液を付けていたことで、器物損壊の疑いがある。

小瀬村容疑者についてはさらに悪質で、神奈川県内の施設で女児の着替えを盗撮したり、24年10月ごろ、同県内の施設で13歳未満と知りながら、別の女児に自身の体を接触させるなどわいせつな行為をした。そのため、児童買春・ポルノ禁止法違反や不同意わいせつなどの疑いがある。小瀬村は今後、さらなる再逮捕があるとされている」

PTA広報誌に掲載された小瀬村容疑者の写真
PTA広報誌に掲載された小瀬村容疑者の写真