ユニバより楽しい?若者が見た万博の“リアル”
万博の会場内でインタビューをしているため、学生たちがこちらに気を遣って「来たら楽しかった」と答えている可能性も否定はできないが、学生たちがグッズのカチューシャを頭につけ、自撮りをしながら楽しんでいる様子を見ると、それは本心からの言葉のようにも感じられた。
特に、ゲート手前のグッズ売り場には学生たちが長蛇の列を作って並んでいて、まるで人気のテーマパークのようでもあった。
もちろん課題がないわけではない。しかし、学生たちの素直な声からは、万博が持つ本来の魅力や、現地でしか味わえない熱気が確かに存在することが伝わってくる。もしかすると、万博の本当の可能性を最もよく知っているのは、大人ではなく、彼らのような若い世代なのかもしれない。
取材・文・撮影/ライター神山