「男2人の夏休みの巻」(ジャンプ・コミックス第195巻収録)
今回は、多忙すぎる中川を休養させるため、 両さんが彼とふたりで南の島に向かうお話をお届けする。
中川は警察官の職務をこなす一方で、世界有数の企業体である中川グループ経営陣の重要ポストに就いており、秒刻みの激務に追われる日々を送っている。そんな彼を芯からリフレッシュさせるため、両さんは電話もカードも携行せずに旅に出るのだが……。
電子決済が中心の世の中とはいえ、クレジットカードは所有者の社会的ステータスを示すアイテムとしてはまだまだその効力を維持している。中川もまた、自ら支払いを行う際にはカードを愛用している。
そんな彼がビジネスで渡米した際、勝手にくっついてきた両さんが立ち寄った牛丼店で、支払いができずにピンチに陥ったことがあった。着替えたばかりでカードを携行しておらず、ましてや現金を持ち歩く習慣はない。そんな状況下で彼は、たまたま通りかかった米国大統領に支払いを立て替えてもらい、難を逃れる……。
一国の大統領が「たまたま牛丼店の前で知人に出くわして飲食費を立て替える」シチュエーションがありえるのかどうかはともかく、カード以上に「中川の存在」自体が世界最上級のステータスであるのは間違いない。
本作ではそんな「中川のステータス」も通用しない、世間のしがらみが一切ない大自然の中での生活を送ることになるのだが……?
それでは次のページから、中川と一緒に、南国の孤島でとことんリフレッシュしてください!!