大勢の“迷惑YouTuber”が押しかけ、入居5カ月で引越し
ーー元パートナーの事件が発覚したときには、彼が配信者だったこともあり、たくさんのYouTuberが自宅まで押しかけてきてしまったんですよね。
はい。生配信中にインターフォンを押す、みたいなこともされてしまったんですよ。しかも、それが私の家ではなくて、まったく別のかたの部屋で……。近所のかたに迷惑をかけてしまう形になってしまい、引っ越してきてまだ5カ月しか経っていなかったのに、結局、別の家を探さざるを得なくなりました。
あと、当時最初に週刊誌に掲載された写真も、自宅の前で撮られたものだったんですが、背景がまったくボカされていなくて。場所が簡単に特定できるような写真だったので、それを見たYouTuber以外の人たちもどんどん集まるようになってしまったんです。
中にはドアノブをガチャガチャ回されることもあって……。小さな子どもを守らなくてはならなかったので、すぐに引っ越すしかありませんでした。
ーーもしパートナーが芸能人・タレントであれば、YouTuberがガンガン突撃してくることもなかったかもしれません。
たしかに、相手がYouTuberという職業だったため、同業者の方々から「狙ってもいい」と思われていた部分はあるかもしれません。そういう意味でも、「私が(芸能界から)いなくならないと止まらないな」と思い、辞めることを決めました。
ーー引退して、少し気持ちが晴れた部分はあったのでしょうか?
解放感はまったくなくて、逆にすごく生きづらさを感じるようになってしまいました。というのも、一度表舞台に立ってしまった以上、記事やインフルエンサーのネタにされない、自宅を特定されないというのは不可能だと気づいて。今振り返ると、仕事を辞めたあとのほうが、精神的なストレスが大きかったように思います。
ーー一般人に戻ったのにも関わらず?
その相手が何者だったのかはわからないのですが、引退して普通に生活していても、双眼鏡を向けられたり、張り込んでいる車を見つけたりすることがあったんです。それを見つけて「どうやって家に帰ろう?」と悩むことも多くて。
過去の経験から、自宅前にクルマが停車していると身構えてしまう自分がいたり、記事にはなっていませんが、実際に日常生活を撮られてしまうことがあったり……。
芸能界にいるときは、そういうことがあっても仕事自体が楽しかったのでやり過ごせていましたが、引退後はただただストレスに悩まされるだけになってしまいました。