「『消費者金融でも借りられる』と煽られたようです」
実際、高野容疑者は「最上あい」と出会って4ヶ月にも満たないうちに、250万円もの現金を貢いでいたという。
「もともと健さんは貯金が150万円くらいあったのですが、それでライブ配信の投げ銭に数十万円も突っ込んだり、少額を彼女に貸したりしていました。最上さんの勤めているキャバクラにも一度行ったことがあると言っていて、その時にも『40万円払った』と言っていました」
気づけば、150万円あった貯金はすぐに底をついたという。
「健さんは貯金を使い果たしてからも、最上さんに『消費者金融でも借りられる』と煽られたようです。『でも俺、これを借りたら……』と躊躇したものの、最終的に2社から50万ずつ借りてしまって。
最上さんがお金を必要とする理由は家族や職場での事故やトラブルなど、本当か嘘かもわからないような理由でした。そして最後にまた何かの理由で『100万円必要だから貸して』と頼まれ、健さんは消費者金融の枠がもうなくなっていたため『借りれないよ』と事情を説明したと聞いています。
出会って4ヵ月程度で250万円以上を貸しており、最上さんには『貸したお金を返してほしい』と言い続けていました。当初は健さんが好意を抱いていた側面もあったと思いますが、性格的にも金を無心されて断れなかったという部分もあったと思います」
さらに知人は続ける。
「最上さんの『お金は返す』という言葉を、高野さんは最後まで信じていたのだと思います。私にはそうとしか見えませんでした」
(以下♯5に続く)
※「集英社オンライン」では、今回の記事についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
X(旧Twitter)
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班