最初のダウンで鼻がぐちゃぐちゃに折れた
――これまでに何度か、海外から現地ランカーのスパーリングパートナーを招へいしています。ミツロ選手は、正直ヘビー級での手応えは感じていますか?
通用するところもあったし、通用しないところも感じています。通用しないというのは、客観的にみて僕はヘビー級が適正階級じゃないというか、それはずっと思っていたというか、いざ海外の選手とスパーリングをすると、まだまだ磨かないといけないとは、感じていますね。
――じゃあ、なぜヘビー級?
デビューにあたってミドル級とヘビー級の二択だったので、話題性を踏まえてヘビー級で戦って挑戦していくことが決まったんで。
――本心では、もう少し下の階級で戦いたいということですか?
いえ、もちろんゆくゆくはヘビー級で世界一になりたいというのは変わっていません。でもこれは陣営にも言っているんですけど、来年は一度クルーザー級で戦ってみたいと伝えています。それは、あとからキャリアを振り返ったときに、自分がベスト階級でやっていたらどうだったんだろうなっていう思いを残して、引退はしたくないし。
――では、亀田会長の目からみて、率直にミツロは世界で通用すると思っていますか?
亀田会長 うーん、世界どうこうというより、まだ経験が足りなさすぎるから。ほんで、やっているうちにこれは一個階級下ちゃうかなあ、というのでテストマッチとして組んだのが、前回の試合。
――2024年3月、ミツロは世界ブリッジャー級29位の選手と対戦し、ほぼ一方的な内容で判定負けを喫しました。
ミツロ(以下、同) 試合は2Rから覚えてないです。最初のダウンで鼻がぐちゃぐちゃに折れていました。試合後初めて意識が衰弱していくのを感じて、ああボクシングって危ないスポーツなんだなと。
――あのとき辞めようとは思わなかった?
思いませんでした。自分はこれまで9回負けてるんですけど、その度に強くなってきたんで。